【洗剤の豆知識】混ぜるな危険のメカニズム

お風呂掃除やトイレ掃除で使う洗剤には、「まぜるな危険」と表示されているものがあります。では、何と何を混ぜると何が危険なのでしょうか?

 

厄介なカビに最も効果が高いのは塩素系の洗浄剤です。
それはカビの細胞とカビがつくる色素を酸化・分解する優れた作用があります。塩素系のカビ取り剤の主成分は次亜塩素酸ナトリウムです。この次亜塩素酸ナトリウムという物質は、化学的に非常に分解しやすい性質があるので、これを安定させるために液性をアルカリ性に調整しています。ところが、酸性タイプのクリーナーや、酢などの酸性物質が混ざると、急激に分解して危険な塩素ガスが発生する場合があります。そのため、酸性タイプの製品と混ざると有害な塩素ガスを発生する可能性のある塩素系の製品には、「まぜるな危険」と表示することになっています。

 

【塩素系】【酸素系】【まぜると危険!有害な塩素ガス発生!!】

 

塩素系や酸素系の洗剤を使う際は、十分に注意しましょう!


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2018年02月26日